同級生

先日、30歳記念で中学の同窓会があった。幼稚園から同じだったりもするから、よちよちしてたあの頃すら知る仲。思春期だったあの頃も知っている。

受付を済ませてから先に来ていた女の子たちと、離れた席の男の子たちを見ていた。あの太ったのはだれだ、あのエリ立てした全身白いのはだれだ、と小声で笑う。男子は男子でそうだったらしい。いいよな、男子女子。その呼び方。みんな大人になったんだな。

それからきょうはまたそのうちの何人かで飲んだ。来ない?とさそわれて徒歩5分で行けるのが小さな感動だったりする。みんな幼稚園の記憶や学級崩壊した小4と小6の記憶など様共通している。覚えているエピソードは別だから、みんなで持ち寄る。地元も地元なので会ってなくても親経由で情報入ってきたりするようで、案外近況はきかなくてもすでにわかっていたりする。昔ばなしを大いにする。

きちんと話すのは何年ぶりの男子が、わたしの家に父のプラモデルがたくさんあって感動したことを覚えていたりした。

この人生で、ありがたいことにたくさん友人や知人ができたわけだけど、この人たちとはとくにリンクする思い出の色が濃いらしい。他人には違いないが、親も家の間取りも置いてあったプラモデルすらも知り合っているこの人たちは、家族ほどに近い。

帰りのタクシーはみんなで乗りあって遠い人から順番に降りていった。正直みんなふつうに歩いて帰れる距離だった。最後の最後で怖い話を持ち出したあいつが悪い。みんなひとりで帰れなくなった。

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